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動き出したACI(アプリケーション セントリック インフラストラクチャ)最新状況アップデート 目まぐるしいスピードで進化するACIの世界よりマルチベンダでオープンな連携を目指して

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シスコは2013年11月、「アプリケーション セントリック インフラストラクチャ(ACI)」の概要を発表した。それから現在までの約8か月間に、関連製品が矢継ぎ早にリリースされ、ACIはすでに現実のものとして動き始めている。先日開催された展示会「Interop Tokyo 2014」では、ACIのデモが来場者の大きな注目を集め、今の時代を先導するソリューションとして高い評価を受けた。また、業界リーダー各社と共同のIETFにおけるOpFlexプロトコル標準化に向けた取り組みも着々と進行中である。今回は、目まぐるしいスピードで進化するACIをめぐった様々な動きについて、最新の情報を紹介する。

Interop Tokyo2014にてACIが
「Best of Show Award」グランプリを獲得

 2014年6月9日~13日に開催された「Interop Tokyo 2014」。ここでシスコは5つの「Best of Show Award」グランプリ、2つの準グランプリ、4つの特別賞を受賞した。この4つの「Best of Show Award」グランプリの1つが、Cisco ACI & Nexus 9000シリーズ スイッチに与えられた「データセンター & ストレージ部門」でのグランプリだ。審査員から「データ センターのソリューションとして今の時代を先導する王道中の王道である」と、高く評価されたのである。

 Interop Tokyo 2014で行われたACIのデモは2種類ある。1つはOpenStack Networking(Neutron)との連携デモ、もう1つはマルチベンダー環境でのサービス連携デモだ。

 OpenStack Networkingとの連携デモの概要は以下の図の通り。ACIファブリックに物理的に接続されたUbuntuサーバ上でKVMを複数稼働させ、OpenStack Networkingのネットワーク プロファイルによって、これらを論理的につないで動かすというものだ。

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ACI/APIC - OpenStack連携デモトポロジー

 OpenStack Networkingには、APICドライバ(プラグイン)とOpen vSwitch(OVS)ドライバを実装。ACIファブリックの構成自動化や直接的なプロビジョニングはもちろんのこと、OpenStack上のVLANとACIポリシーモデルを関連させて機能させることも可能であることが示された。

 一方、マルチベンダー環境でのサービス連携では以下のデモが行われた。

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ACI/APIC - Service連携デモトポロジー

 こちらはACIファブリックに接続されたESXiサーバ上で2つの仮想マシンを稼働させ、1つはWebサーバ、もう1つはアプリケーション サーバとして機能させている。そしてAPICのアプリケーション ネットワーク プロファイルで、これらの連携を定義してサービスを動かしているのだ。これらに加え、CitrixのNetscaler1000VもACIファブリックに接続。APICのサービス グラフ追加によって、Webサーバとアプリケーション サーバの間に、ロード バランサとして介在させてみせたのである。

 いずれのデモも問題なく稼働。デモ会場には数多くの来場者が訪れ、大盛況となった。

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Interop Tokyo 2014 シスコブース データセンターゾーン

 さらにシスコは、会場に構築されたライブネットワーク「ShowNet」にも、コントリビューターとしてACIファブリックを提供。こちらも問題なく稼働した。また、SDI Showcaseではネットワンシステムズも「Cisco ACIインテグレーション」のデモを実施。Cisco ACIとOpenStack、F5 Big-IP、Cisco ASAvの連携を披露していた。

 このように、今年のInterop Tokyoでは、ACIが「現実に動くもの」であることが明確に示されたといえる。その存在感は来場者からも高く評価され、ACIは「People's Choice プロダクト部門」でも準グランプリを獲得している。

動き出したACI(アプリケーション セントリック インフラストラクチャ)
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