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Cisco ESP (Evolved Services Platform)が切り拓く中堅・中小企業向け仮想マネージド サービス市場

すでに成果を挙げている複数の事例
4つの展開モデルで導入も容易

 すでにTail-f SystemsやMerakiのテクノロジーを活用し、効果を出しているサービス プロバイダーも存在する。ここではそのうち米国の2社の事例を取り上げておこう。

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 1つ目の事例はMegaPathのケースである。同社は米ワシントン州シアトルに本拠を置くサービス プロバイダーであり、数多くの企業にセキュアなリモートアクセスを提供する、北米におけるマネージドIPネットワーク サービスのリーディング プロバイダーだ。顧客の一部には大企業もあるが、大多数は中堅・中小企業であり、サービス展開のスピードが競争力の源泉になっている。そのために同社はシスコ ソリューションを活用、ネットワーク ソリューションをクラウドで管理することで、機敏なサービス展開を実現している。

 2つ目はBright House Networksのケース。同社は米国で6番目に大きいケーブル システム企業であり、フロリダ州、アラバマ州、インディアナ州、ミシガン州、カリフォルニア州の5つの州でサービスを展開している。以前はコンシューマー向けサービスが事業の柱だったが、最近では中堅・中小企業向けに、コネクティビティやVPN、セキュリティ等のマネージド サービスを提供。シスコとの協業によって、大企業や教育市場、政府・自治体、ヘルスケアなどにも市場を拡大しつつある。

 このようにCisco ESPは、サービス プロバイダーに新たなチャンスをもたらすものだといえる。これに加えて導入のハードルが低いことも、注目すべきポイントだといえるだろう。Cisco ESPには4種類の提供モデルが用意されており、サービス プロバイダーが置かれた状況に応じて、自由に選択できるようになっているからだ。

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 最もシンプルなのは、個々の仮想化機能を個別に導入するというモデルである。すでに導入済みのハードウェアや管理ツールをそのまま使用したいのであれば、これが最も低い投資で利用できる。

 Cisco ESPのオーケストレーションの機能をフル活用したいのであれば、仮想化機能とオーケストレーションをセットにした導入がお勧めだ。シスコではこれに加え、ハードウェアやネットワークのインテグレーションを一緒に提供するモデルも用意している。
 さらに、Cisco ESPのオーケストレーション機能や仮想化機能を、サービスとして利用することもできる。サービス プロバイダーはこのサービスを“ホワイトレーベル”として導入し、自社ブランドでの販売が可能だ。

 なおシスコは、サービス プロバイダーによるこれらのクラウド テクノロジー導入を支援するため、新たに10億ドルのファイナンス プログラムを用意するという発表も行っている。

 厳しい競合状態にあるサービス プロバイダーにとって、ネットワーキング機能の仮想化やオーケストレーションによるサービス展開の迅速化・自動化・低コスト化は、中堅・中小企業向け市場に限らず、競争力を左右する要素としてますます重要度を増している。最先端のテクノロジーで進化を続けるCisco ESPの動向に、今後も注目いただきたい。

Cisco ESP (Evolved Services Platform)が切り拓く
中堅・中小企業向け仮想マネージド サービス市場

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