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オープンでセキュアなハイブリッド クラウドを実現するCisco Intercloud Fabric アーキテクチャ概要

ユーザー企業への新たなアプローチが可能
より高い付加価値の提供も容易に

 サービス プロバイダーにとっての最大のメリットは、ユーザー企業にリーチしやすくなることだと言えるだろう。

 これまでは、企業内のアプリケーションをそのままパブリック クラウドへと移行することは、決して簡単ではなかった。VMをそのままマイグレートすることも、ポリシーを自動継承することもできなかったからである。しかしIntercloudを実装していれば、手軽にマイグレーションを行えるパブリック クラウドとして、ユーザー企業にアプローチできる。

 いったんユーザー企業と契約しマイグレーション可能になれば、その利用はどんどん進んでいくだろう。ユーザー企業が求めるサービスを適切な価格で提供すれば、ユーザー企業自らがパブリック クラウドへのマイグレーションを推進する結果になるはずだ。サービス プロバイダーが提供するクラウド サービスのワークロードが増大していけば、サービス プロバイダーの利益に直結することになる。

 次のステップとして考えられるのは、より付加価値の高いマネージド サービスの提供だ。サービス プロバイダーがフロント エンドとしてユーザー企業とマネージド サービスの契約を行い、そのバックエンドでWindows AzureやAWS等のクラウド サービスと連携、ワークロード管理を請け負うのである。

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 このようなサービスがあれば、ユーザー企業は運用負荷を低減させながら、多様なクラウドを組み合わせたハイブリッド クラウドのメリットを享受できる。いったんこの種のサービスを請け負ってしまえば、ユーザー企業と長期にわたる関係を構築できる可能性も高い。

 シスコがIntercloudで目指しているのは、広範なパートナー サービスをシームレスに利用できる、新たなクラウド時代の実現である。シスコはこれを、オープンなプラットフォームの上で、数多くのパートナーと共に実現しようとしているのだ。それでは最後に、Intercloud戦略の全体像をもう一度整理してみよう。

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 すでに2014年3月のIntercloud発表時に、複数のデータセンター事業者やクラウド プロバイダーがパートナーとして参加表明しており、その数は着実に増え続けている。2014年10月の時点ではドイツ テレコム(DT)、ブリティッシュ テレコム(BT)、NTTデータ、CTC等、30社以上が新たなパートナーとして名を連ね、世界50カ国/250のデータセンターが参加するパートナーシップへと成長している。またシスコはパートナーの取り組みを加速するため、クラウド事業者向けファイナンスとして10億ドル出資することも発表している。

 Intercloudは今後、世界最大規模のクラウド エコシステムへと成長する可能性を秘めている。 シスコは、IoE(Internet of Everything)時代の本格的な到来を見据え、新たなビジネス価値創造のための堅牢なIT基盤としてIntercloud構想を推進し、Intercloud FabricやACI(Application Centric Infrastructure)といった先進ソリューション/アーキテクチャの提供を通して、これからのサービス プロバイダーのクラウド ビジネス戦略を強力に支援していく。

オープンでセキュアなハイブリッド クラウドを実現する
Cisco Intercloud Fabric アーキテクチャ概要

プレスリリース:シスコ、Deutsche Telekom、BT、NTTデータ、Equinixなど30社以上のIntercloudパートナーを追加(10/2/2014)  詳細はこちら

Press Release: Cisco and Partners to Build World's Largest Global Intercloud (3/24/2014)(英語)  詳細はこちら

Cisco Intercloud Fabric(英語)  詳細はこちら