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Light Reading と EANTC が実機環境で検証した
シスコのクラウド&仮想化ポートフォリオの有効性

クラウドがもたらすパワーをネットワーク サービスに組み込み、ビジネス モデルを変革していくこと。これが今、サービス プロバイダーに求められている。シスコはこのニーズに対応するため、Cisco Evolved Programmable Network(Cisco EPN)や Cisco Evolved Services Platform(Cisco ESP)といったフレームワークと、ネットワーク サービスのクラウド化と仮想化のための製品群やサービスを提供している。それではこれらのポートフォリオは、実際にどれだけの有効性を持っているのか。それを検証するため、Light Reading と EANTC が実証実験を行い、レポートを公表した。ここではその結果の一部をピックアップして、簡単に紹介したい。

独立性の高い組織が 2 週間かけて機能を検証、「リアルで実体のあるソリューション」と評価

 サービス プロバイダーのビジネスは、大きな変革を迫られている。トラフィックは急速に増大し、ネットワークも複雑化する一方なのにも関わらず、既存ビジネスの収益は成長を見込めなくなっているからだ。大きな価値を生み出す源泉は、すでにネットワーク サービスからクラウド サービスへと移ってしまった。サービス プロバイダーは今後、クラウドの変革力を活用した新たなネットワーク サービスを提供する必要がある。また他のクラウド サービス事業者との競争に打ち勝つには、新規サービスを短期間で創出、展開できる俊敏性も求められる。

 それではクラウドを活用したネットワーク サービスの提供を行うには、何が必要になるのか。大きく 5 つの要素が求められる。(1)サービスのプロビジョニングを顧客自身で行えるようにする「セルフ サービス ポータル」、(2)ポータルによる顧客からの指示を自動的に実行するオーケストレーション、(3)サービスを動的に提供できる仮想化されたサービス群、(4)サービスを支えるオープンで高速かつ高信頼なネットワーク、そして(5)サービスを顧客側に“ゼロタッチ”で提供するための柔軟な CPE だ。

 シスコはこれらを実現するため、Cisco Evolved Programmable Network(Cisco EPN)や Cisco Evolved Services Platform(Cisco ESP)といったフレームワークと、それらの構成要素となる様々な製品やサービスを提供している。

 このようなシスコのポートフォリオを活用することで、サービス プロバイダーはクラウドを活用したサービス展開を加速できる。クラウド サービスのシナリオを作成、検証し、シナリオを実際に展開可能なサービスへと転換し、サービスを自動的に配信し、新たな収益を生み出すクラウド アプリケーション サービスを実現するという、一連のサイクルを、高速に回せるようになるのだ。

 それではシスコのポートフォリオは、実際にどこまで有効なのか。これを検証するため2015年2月に行われたのが、Light Reading と European Advanced Networking Test Center(EANTC)による実証実験である。

 Light Reading は、コミュニティによって運営され、通信事業者向けの情報提供や各種分析、コンサルティング等を手掛ける、グローバルな独立系のメディア&リサーチ組織。EANTC は 20 年の歴史を持った、ベルリンに拠点を置くベンダー ニュートラルなネットワーク テスト センターである。

 今回行われた実証実験は Light Reading が企画し、ベンダーから独立した信頼できる試験機関である EANTC にテストを依頼したものである。依頼を受けた EANTC のメンバーは、米カルフォルニア州サンノゼにあるシスコの施設を訪問、2 週間かけてテストを実施した。

 Light Reading はその結果を 2015 年 3 月に、13 ページにわたるレポートとして公表している。そしてシスコのソリューションについて、「リアルで実体のあるものであり、かつスピーディに動くもの(Real, Tangible and Fast)」だと結論づけている。

 検証対象となった製品やサービスは、Cisco dCloud Web Platform から Cisco Innovation POD、Cisco WAN Automation Engine(Cisco WAE)、Cisco Network Services Orchestrator(Cisco NSO)、Cisco Mobility IQ に至るまで、実に多岐にわたっている。ここではその中から、2 つの製品に関する検証をピックアップし、その概要を紹介したい。

Light Reading と EANTC が実機環境で検証した
シスコのクラウド&仮想化ポートフォリオの有効性

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