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アルペン スキー ワールド カップ湯沢苗場大会に
Cisco StadiumVision を導入

ICT を活用した屋外スポーツ イベントの新たな楽しみ方を提供

室内に居ながらにして高い臨場感で観戦可能

「StadiumVision 活用によって、屋外で行われるスポーツを室内で観戦するという、新しい楽しみ方を提示できました」と皆川氏。大画面の映像は迫力がある上、遅延も少ないため、窓の外の光景を同時に見た時でも違和感はなく、高い臨場感を感じられたと言います。また選手情報の表示も行っていたため、アルペン スキーに詳しくない人でも楽しみやすくなったと語ります。

「今回の試みに関しては、多くの方から『良かった』というコメントをいただきました。またFacebook Japan 様にご協力いただき、Instagram に投稿した写真を表示するという試みも行ったのですが、選手が投稿した写真が映し出された時には画面の前に人だかりができ、参加する楽しさも感じていただけたと思います」。

スポンサー獲得の手段としても大きな効果

「競技映像にオーバーレイされた広告映像によって、スポンサーのブランド認知を高める効果もありました」と言うのは野瀬氏です。実際に今回の複数のスポンサーからも、高い評価を受けていたと説明します。皆川氏も「スポンサー獲得はスポーツ振興にとって重要な課題です」と指摘。ここにも StadiumVision の高い可能性を感じていると語ります。

「国際大会に相応しいエンターテイメント性、おもてなしの演出ができ、国際スキー連盟(FIS)からも高い評価をいただきました」と前原氏。今後も湯沢町を訪れる観光客、スキーヤーの方に新たな体験が提供できるよう、ICT の活用を進めたいと述べています。

今後は短期イベントやコンサート等への展開も

その一方で野瀬氏は「大会関係者以外からの問い合わせも数多くいただきました」と振り返ります。「海外の StadiumVision の事例は常設型がほとんどですが、屋外イベントや短期イベントでも有効であることを実証できました。スポーツ関係の方はもちろんのこと、音楽業界の方からも大きな反響がありました」。

さらに井上氏は「今後は広告等と連動した新しいマネタイズ モデルの展開も考えられます」と言及。中田氏も「富士通の社会インフラ ソリューションと融合することで、新たな付加価値が提供できる可能性があります」と述べています。

本大会での StadiumVision 活用は、スポーツ振興の新たな手段はもちろんのこと、多様な領域での映像活用にも道を拓く、画期的なチャレンジだったと言えるでしょう。

製品 & サービス
Cisco StadiumVision
課題
今回は 10 年ぶりとなる国内大会であり、これまでとは違うユニークで新しい取り組みが求められていた。
アルペン スキーの振興のためには、より多くの方々に楽しんでもらえる大会にする必要があった。
ゴール付近に VIP ラウンジを用意し、室内からの観戦を可能にしたが、スタート地点は目視できないため、ICT を活用した演出が必要だった。
ソリューション
ライブ映像を高画質かつリアルタイムに近い超低遅延で配信。
広告動画等の映像をオーバーレイ表示。
複数ディスプレイの一体表示と個別表示を使い分けることで、柔軟な映像表現を実現。
わずか 3 日間という短期間でのスムーズなシステム構築が可能。
結果〜今後
屋外で行われるスポーツを室内で観戦するという、新しい楽しみ方を提示。
広告映像の効果的な表示でスポンサーのブランド認知も向上。
今後はスポーツイベントのみならず、屋外コンサートや短期イベント等にも活用できると評価。
FIS アルペン スキー ワールド カップ

国際スキー連盟(FIS)が 1967 年から毎冬実施しているアルペン スキー大会。FIS アルペン スキー世界選手権、冬季オリンピックにおけるアルペン スキー競技に並ぶ、アルペン スキーの重要大会である。最初の大会は南半球のチリ・ポルティージョ、その後は主に欧州と北米で開催されており、年間 40 戦程度を行い、総合優勝と種目別優勝を争う。日本での初大会は 1973 年に苗場スキー場で行われ、その後も北海道・富良野、岩手県・雫石、長野県・志賀高原等で開催。今回の「2016 年湯沢苗場大会」は、2006 年の志賀高原での開催以来、10 年ぶりの国内大会となった。

アルペン スキー ワールド カップ湯沢苗場大会に Cisco StadiumVision を導入

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